2009年10月20日(火) 2009年10月21日(水) 開場時間18:30 / 開演時間19:00
公私共にパートナーであるギタリスト、パコ・ハラマやカンテ(歌い手)、ミュージシャンとのコミュニケーションから即興的に感情を表現するエモーショナルなステージは、多くの信奉者を生む。その自分自身を掘り下げた深遠な世界は、アーティストからの称賛の声も高く、ピナ・バウシュからも3度に渡り共演の依頼を受けている。数々の主要な賞を受賞し続けているだけではなく、マイク・フィギス監督の映画にも主演女優として出演をするなど、多才な活躍をしている。 今日、最も重要なダンサー、振付家の一人である。
エバ・ジェルバブエナはたぐいまれなフラメンコ舞踊家である。スペイン文化省から舞踊国家賞をおくられたことは、その実力と人気の証明だろう。が、そんな経歴よりも、彼女の舞台をみればそれは誰にでもすぐにわかることだ。 持ち前のねばりづよさで身につけた抜群のテクニックは、彼女の心や思いを表現するためのなによりの武器。フラメンコだけにあきたらず、コンテンポラリーなどにも想をえて、こちらをふるえあがらせるような感動をあたえてくれる舞台をつくりあげていく、そのエネルギーは並大抵のものではない。開かれた精神と純粋なフラメンコそのものを愛する心は決して相対するものではなく、彼女の中に自然に共存するものなのだ。 98年に自らの舞踊団を創立して以来11年。このわずかな期間に彼女は、自らのスタイルをつくりあげ、8つもの作品を世に送りだしてきた。今回の日本公演では07年に制作された彼女の集大成ともいうべき「サント・イ・セーニャ」と彼女のソロでつづる「ジェルバブエナ」の2作品を踊る。4人の男性舞踊手と共演する「サント・イ・セーニャ」には「5ムヘーレス5」のシギリージャや彼女の代表作であるソレアなど、フラメンコのエッセンスを伝える曲が満載されているし、今年スペイン各地で公演予定の「ジェルバブエナ」も、フラメンコ本来の、ソロで踊るというかたちを堪能させてくれるものとなるだろう。フラメンコの深淵とエバの魅力を堪能するにはこれほど最適な作品はない。フラメンコを愛する人のみならず、舞踊を、アートを愛する人にはぜひみてほしい作品だ。
フラメンコは時を超える 決まりも限界もない優れた感情表現で 私の周りで渦巻く様々な音楽は 私の体を満たし 自由を与えてくれる そして フラメンコは時間の中にも存在するという事を 私に教えてくれる。